はたらくサーチ ロゴ
  1. トップ
  2. 就活お役立ちコラム
  3. 第二新卒に特化したハローワークは?新卒応援ハローワークについて解説
ハローワークブログ
2025.04.09
2025.06.25

第二新卒に特化したハローワークは?新卒応援ハローワークについて解説

ハローワーク
キャリアアップ
転職
就活
この記事の監修者
はたらくサーチ編集部

はたらくサーチ編集部は全国のハローワークの求人情報を研究・分析し、お仕事に関するトレンドやお役立ち情報などを発信しています。皆様にとって役立つ情報が発信できるよう頑張り …続きを読む

目次
Loading...

高校や大学を卒業後に就職したものの、さまざまな理由で転職を希望している方もいるでしょう。
 
第二新卒の方は、新卒応援ハローワークを利用して求職活動をするのがおすすめです。この記事では、第二新卒に特化した新卒応援ハローワークを利用するメリットやデメリットなどを解説していきます。
 
近くに新卒応援ハローワークがない方のために対応できる窓口も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

第二新卒とは?

file

第二新卒とは高校や大学を卒業した後、社会人として働き、おおむね3年以内に離職した人を指します。
 
年齢でいうと高卒者は20歳、大卒者は25歳までが目安ですが、「おおむね3年以内」といっても、いつまでを第二新卒と呼ぶのかは明確な基準はありません。

第二新卒がハローワークで転職するメリット

file

第二新卒がハローワークで転職する主なメリットは、以下の3つです。
 

  • 地域に密着した求人が豊富にある
  • 企業と連絡がとりやすい
  • 無料セミナーが受けられる

 
1つずつ解説していきます。

地域に密着した求人が豊富にある

ハローワークでは、各地域に密着した求人を豊富に取り扱っています。自治体と協力し、人材確保対策や事業所のPR情報の提供などを行っているため、希望の求人を見つけやすいでしょう。
 
また、企業は無料で募集要項を掲載できるため、多くの求人が閲覧できます。民間の求人サイトが数千〜10万件程度の求人数に対し、ハローワークでは120万件を超える求人(2024年4月時点)が閲覧可能です。

企業と連絡がとりやすい

ハローワークでは、求人内容に不明な点があり、企業に直接質問しにくい内容がある場合は、窓口に相談すれば職員が代わりに問い合わせをしてくれます。希望すれば、気になる求人の応募状況も確認可能です。
 
また、気になる求人に応募する際は窓口に伝えれば、企業との間に入り、面接の日程調整を行ってくれます。このように、ハローワークが求職者と企業の間を取り持ってくれるため、求職活動を進めやすいメリットがあります。

無料セミナーが受けられる

ハローワークでは毎月さまざまなセミナーが開催されており、求職中かつハローワークに登録している方は無料で参加できます。第二新卒向けのセミナーや若年者向けのセミナーも開催されているので、窓口に確認してみましょう。
 
セミナーの詳細は、ハローワークインターネットサービスの「イベント情報検索」でも確認できますが、表示される件数が少ないため、窓口に確認するのが良いでしょう。
 
ハローワークで求人活動をするメリットについて詳しく知りたい方は、「ハローワークのメリット・デメリットは?民間求人サイトと比較して解説!」の記事をご覧ください。

第二新卒がハローワークで転職するデメリット

file

第二新卒がハローワークで転職する際のデメリットは、以下の3つです。
 

  • ほとんどの求人が中小企業
  • 掲載されている内容と異なる場合がある
  • 第二新卒を歓迎する求人を探しにくい

 
ハローワークは中小企業の求人数が多く、大企業の求人が少ない傾向にあるため、大企業へ就職したい方には不向きな面があります。また、ハローワークに掲載されている求人の中には、求人内容と実際の職務が異なる企業があるかもしれません。
 
そのような場合は、1人で悩まずにハローワークの窓口に相談してください。事実確認のうえ、企業に対して指導を行ってくれます。
 
ハローワークでは、第二新卒に特化した求人を探しにくい点もデメリットとして挙げられます。第二新卒枠に絞って求人を検索できないため、探すのに時間がかかる可能性があります。「第二新卒向けの求人が見つからない」場合は、ハローワークの窓口で相談をするのがおすすめです。

ハローワークでの転職が向いている人

file

ハローワークでの転職が向いているのは、以下に当てはまる方です。
 

  • 地元の求人を探したい
  • 求職活動を1人で進める自信がない

 
ハローワークは各自治体と協力し人材確保対策や事業所の情報提供などを行っているため、地元で転職したい方にとっては情報が得やすく、希望の求人を見つけやすいでしょう
 
また、不安がある方は、ハローワークの窓口で相談しながら求職活動を進められます。1人で抱え込まずに、ぜひ窓口の職員に相談してください。

第二新卒の転職に特化した新卒応援ハローワークでできること

file

ここからは「新卒応援ハローワーク」の基本情報と、4つのできることを解説していきます。
 

  • 新卒応援ハローワークとは
  • 担当者をつけて個別指導
  • 履歴書の作成や面接対策
  • 全国各地の求人検索
  • 転職後のフォロー

 
まずは「新卒応援ハローワーク」とはどのような窓口かを見ていきましょう。

新卒応援ハローワークとは

新卒応援ハローワークとは学校をこれから卒業する方や、第二新卒の方のための無料相談窓口です。中学・高校・専修学校・能力開発校・高専・短大・大学・大学院を卒業予定の方や、これらの学校を卒業または中退してから3年以内の方が対象となっています。
 
所在地は各都道府県に1箇所以上あり、全国で56箇所に設置されています。所在地と連絡先はこちらです。

担当者をつけて個別指導

新卒応援ハローワークでは、人事労務管理経験者や、キャリアコンサルティング有資格者などの担当者がマンツーマンで求職活動をサポートしてくれます。
 
求職活動の進め方や求人の選び方、求人についての相談など、希望をもとに個別指導を受けることが可能です。さらに、臨床心理士による心理的サポートも行っているため、転職について迷いや不安がある方も相談ができます。

履歴書の作成や面接対策

file

新卒応援ハローワークでは、エントリーシートや履歴書の作成相談、面接指導も受け付けています。担当者と一緒に自分の強みを探し、得意をみつけて作成していく流れで、1人での作成が不安な方は心強いでしょう。
 
面接についてもアドバイスがもらえたり、模擬面接で練習したりできるため、対策を立てられるのが特徴です。面接の練習は自信にもつながるため、本番で大いに役立つでしょう。

全国各地の求人検索

新卒応援ハローワークでは、地方の求人はもちろん全国の求人も探せます。そのため、転職を機に地方へ帰る方や転居を検討している方も求人をみつけやすいです。
 
また、自分の希望に合った求人の検索方法や見方も詳しく解説してもらえます。コツを覚えておけば、スマートフォンや自宅のパソコンを利用しての検索もスムーズにできるでしょう。

転職後のフォロー

ハローワークでは内定が決まった希望者に対して、長く働けるよう職場定着支援が行われます。職場定着支援は、転職後に求人内容との相違があった場合に、相談に乗ってくれる支援制度です。明らかに内容に違いがある場合は職場指導が入ります。
 
ハローワークには、新卒応援ハローワークのほかにもさまざまな相談窓口があります。詳しく知りたい方は、「ハローワークの相談窓口で何ができる?利用方法や失業保険の手続きなどを解説」の記事を参考にしてください。

新卒応援ハローワークと通常のハローワークの違い

file

新卒応援ハローワークと通常のハローワークの違いをまとめました。
 

新卒応援ハローワーク 通常のハローワーク
担当者 若手の就職に特化した就職支援ナビゲーターが担当につく 一般の相談窓口対応の職員が対応
求人内容 全国の求人検索ができる 基本的に周辺地域のみ
予約 2回目から予約制 予約不要
その他サービス 臨床心理士による専門的な支援 職業訓練や雇用保険の手続きなど

参照元:ハローワークインターネットサービス「よくあるご質問(学生の方)」厚生労働省「ハローワーク」
 
新卒応援ハローワークと通常のハローワークでは、若手の就職に特化した担当者がつく点が大きな違いといえます。通常のハローワークでも相談可能ですが、第二新卒が転職を有利に進めるには、新卒応援ハローワークの方が向いているでしょう。

第二新卒の新卒ハローワークが初めての方へ流れを紹介

file

新卒応援ハローワークを利用する流れは、以下の4つのステップです。
 

  1. 最寄りの新卒応援ハローワークで求職登録
  2. 2回目以降で担当者がつき支援開始
  3. 企業への応募
  4. 転職後の相談や定着支援(希望者のみ)

参照元:厚生労働省 リーフレット「新卒応援ハローワークを利用しませんか」
 
まずは、最寄りの新卒応援ハローワークへ行き、窓口で求職登録をします。登録と受付が完了したら、求人検索用のパソコンが使用可能です。模擬面接やセミナー、臨床心理士への相談をしたい方は窓口に伝えてください。
 
基本的に初めての際は予約不要ですが、2回目以降は予約が必要なため注意しましょう。そして、2回目以降から担当者による支援がスタートします。

第二新卒に特化したほかのサービス

file

新卒応援ハローワークは全国にあるとはいえ、県内に1箇所しかない地域もあるため、遠くて通えない方もいるでしょう。ここからは、新卒応援ハローワーク以外の無料サービスを紹介していきます。
 

  • わかものハローワーク
  • ハローワークで行われる無料セミナー

 
それぞれどのような内容なのか見ていきましょう。以下の記事では、ハローワークのサービス内容を解説しています。詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。
 
「ハローワークは何するところ?職業相談の方法や若者向けのサポート内容も解説!」

わかものハローワーク

わかものハローワークは、おおむね35歳未満の方を対象とした就職支援窓口です。求職登録後は、新卒応援ハローワークと同様に担当者がつき、求職活動を支援してくれます。
 
わかものハローワークは全国21箇所に展開しており、「わかもの支援コーナー」「わかもの支援窓口」は全国に200箇所あります。どちらも同じサービス内容であり、基本的には初回の予約は要りません。
 
わかものハローワークの所在地はこちらです。

各地のハローワークで行われる無料セミナー

ハローワークが主催するセミナーは、県内の各地域で行われるので比較的通いやすいでしょう。最寄りのハローワークで求職登録したのち、参加できるようになります。
 
セミナー内容は基本コースと演習コースに分かれており、自己理解や求職活動のノウハウ、面接指導などを学習します。申し込みは電話かメールで行い、利用しているハローワーク名や求職番号を伝えます。

転職のノウハウを身に付けたらはたらくサーチで応募

ハローワークで転職のノウハウを身につけたあとは、はたらくサーチを活用して求人へ応募するのがおすすめです。はたらくサーチは、ハローワークに掲載されている求人を取り扱っており、ハローワークに出向かずとも求人の閲覧から応募まで完了します。
 
キーワード検索時に「第二新卒」と入力すると、第二新卒に特化した求人が表示されるので、「第二新卒」を募集している企業を見つけやすいのが嬉しいポイント。
 
気になる求人が見つかった際は、そのまま履歴書や職務経歴書の作成に移れるうえ、何度でも修正が可能です。自宅にいながら応募までスムーズに行えるので、ぜひ活用してみてください。

この記事をシェアする