ハローワークとは?機関の概要からサービス内容まで詳しく解説


はたらくサーチ編集部は全国のハローワークの求人情報を研究・分析し、お仕事に関するトレンドやお役立ち情報などを発信しています。皆様にとって役立つ情報が発信できるよう頑張り …続きを読む
求職活動中の方で「ハローワークとはどんな場所?」「求職活動についてなんでも相談できるの?」と考える方もいるのではないでしょうか。
そんな方のために、この記事ではハローワークについてわかりやすく解説していきます。サービス内容やどのような方が利用しているかを知り、求職活動に役立てましょう。
この記事を参考にして、ぜひ自分に合った仕事をみつけてください。
ハローワークとは?正式名称や概要を解説
まずは、ハローワークはどのようなところなのか、正式名称や概要を解説していきます。
ハローワークとは「公共職業安定所」のこと
ハローワークの正式名称は「公共職業安定所」です。省略して「職安」と呼ばれる場合もあります。「ハローワーク」は、一般公募で選ばれた愛称で、1990年から使用されるようになりました。
愛称の募集は、より一層親しまれる安定所を目指して行われました。今では「ハローワーク」という愛称を正式名称と思っている方が多いようです。
ハローワークの看板などに使用される字体は統一字体となっており、丸みを帯びたソフトな字体にするとともに文字と文字の間をくっつけ、人と人とのつながりを表しています。
引用元:労働省発表 「公共職業安定所の愛称について」
ハローワークとはどんな機関?
ハローワークは厚生労働省が運営している、国の機関の1つです。全国に500箇所以上あり、国民の就職や転職・雇用保険の手続きなどさまざまなサポートを無料で行っています。
開庁時間は一般的に、午前8時30分〜午後5時15分です。職業相談サービスについては、一部のハローワークでは土曜日や平日の夜も利用できます。
サービスの提供時間を延長して行っている施設については、ハローワーク・サービス提供時間延長実施施設から検索できます。
ハローワークを利用するのはどんな人?
ハローワークは働ける方であれば、誰でも無料で利用できる施設です。失業中の方でなくても、在職中や在学中の方、さらには定年退職した方や主婦(主夫)など、誰でも利用ができます。
失業中の方は求職活動のみでなく、雇用保険の手続きや失業保険の手続きなどでも利用可能です。
さらに、ハローワークの窓口では、主に求職活動に関する悩みの相談も受け付けており、悩みに応じた専門の窓口も開設されています。
ハローワークとはどんなところ?受けられるサービスを紹介
ハローワークでは求職活動に関するさまざまな支援を行っています。ハローワークで受けられるサービスは、以下のとおりです。
- 求人の紹介や相談
- 就職のためのセミナー受講
- 職業訓練の受講
- 雇用保険の手続き など
ハローワークでは求人の紹介はもちろん、窓口での相談や求職活動に役立つセミナーを開催しています。さらに、希望する方には職業訓練を案内しているため、スキルアップも可能です。
職業訓練については「ハローワークで受けられる職業訓練の種類と給付金について解説」の記事をご覧ください。
また、ハローワークでは求職活動のサポートのみでなく、雇用保険の手続きや失業保険の基本手当の手続きも行っています。雇用保険制度は失業した方が生活に困ることなく、安心して次の仕事を見つけるための制度です。
失業保険について詳しく知りたい方は「ハローワークにおける失業保険のもらい方を徹底解説!条件や計算方法も紹介」の記事をご覧ください。
ハローワーク求人の特徴
ハローワーク求人の特徴は、以下のとおりです。
- 無料で窓口に相談できる
- 求人件数が多い
- 地域企業の求人に強い
- 掲載求人へのチェックや指導が行き届いている
ハローワークでは、求人についての質問や悩みを窓口で無料相談できます。企業に対する質問や面接の日程を決めるやり取りなど、職員が間に入ってサポートしてくれるため、初めて利用する方でも安心です。
ハローワークの求人件数は120万件以上(2024年4月現在)あり、地域企業の求人が豊富にあります。就職後に求人の内容と違った場合は、企業へ指導が入る場合があり、掲載されている求人へのチェックも行き届いているのが特徴です。
ハローワークを利用した際のメリットは、「ハローワークのメリット・デメリットは?民間求人サイトと比較して解説!」の記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
各分野に特化!ハローワークの専門窓口
ハローワークには、さまざまな専門窓口が開設されています。各専門窓口と概要は、以下のとおりです。
専門窓口の種類 | 概要 |
---|---|
マザーズハローワーク | 子育て中の方が利用できる窓口です。仕事と子育ての両立をサポートしてくれます。 |
新卒応援ハローワーク | 卒業予定の在学中の学生や、卒業後おおむね3年以内の方を対象にした窓口です。 |
わかものハローワーク | 「わかもの支援コーナー」及び「わかもの支援窓口」と同じ窓口で、おおむね35歳未満の方を対象にしています。 |
障害者関連の窓口 | 障害がある方の専門窓口で、専門知識があるスタッフが担当制で就職の支援を行います。 |
外国人関連の窓口 | 外国人の方が集まって住んでいる地域を中心に窓口を設置しています。外国人専門の相談員や通訳者が在籍しています。 |
外国人雇用サービスセンター | 東京・名古屋・大阪・福岡に設置されている外国人労働者の就職支援窓口です。 |
就職氷河期世代専門窓口 | おおむね35歳~55歳の就職氷河期世代のための窓口です。正社員就職を目指す方を支援します。 |
人材確保対策コーナー | 介護・保育・医療・警備・建設・運輸などの分野で、有資格者にマッチング支援や人材確保支援を行っています。 |
生涯現役支援窓口 | おおむね60歳以上の方の再就職に向けた専門窓口です。 |
ふるさとハローワーク | ハローワークが設置されてない地域の市役所などにある窓口です。職業相談や職業紹介を行っています。 |
農林漁業就職支援コーナー | 東京・大阪と農林業が盛んな地域に設置し、農林漁業への就職支援を行う専門窓口です。 |
一体的実施施設 | ハローワークが行う無料職業紹介と地方公共団体が行う支援を一体的に提供しています。 |
地方就職支援コーナー | 東京圏や大阪圏に住んでいる方で地方就職を希望する方を支援する専門コーナーです。 |
参照元:厚生労働省「ハローワーク」
該当する方は、ぜひ専門窓口を利用してみてください。
初めてでも怖くない!ハローワークの利用方法と全体の流れ
ハローワークを利用するにはまず求職申込手続きが必要です。ここではハローワークの窓口で手続きする方法と、自宅でネットを利用してするオンライン登録の方法を紹介します。
詳しい流れは「ハローワークを初めて利用する際の流れや失業保険の手続きなどを徹底解説!」の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
窓口で求職申込み手続きをする方法
窓口で求職申込み手続きをする流れは、以下のとおりです。
- 最寄りのハローワークへ行く
- 設置してあるパソコンに必要事項を入力する(求職申込書に記入する場合有)
- 相談窓口で求職申込手続きと職業相談を行う
- ハローワーク受付票が発行される
- 求人を検索
まずは、住所を管轄しているハローワークへ出向きましょう。設置してあるパソコン(検索・登録用端末)もしくは求職申込書に氏名や生年月日、住所などの個人情報に加え、希望する職種や就業形態を入力または記入します。
窓口で手続きが終わると、「ハローワーク受付票」が発行されます。「ハローワーク受付表」には求人検索の際に必要な求職番号が記載されており、ハローワークを利用する際に必要となるので、失くさないようにしましょう。
「ハローワーク受付票」が発行されたら、ハローワークに設置してあるパソコンを使用して、求人検索をします。パソコンの使い方や求人内容に不明な点がある場合は、窓口で相談できるので、初めて利用する方でも安心です。
自宅でネットを利用して求職申込み手続きをする方法
自宅でスマートフォンやパソコンから求職申込み手続きをする流れは、以下のとおりです。
- ネットで「ハローワークインターネットサービス」を検索してアカウントを作成
- アカウントを登録後、14日以内に求職情報を入力する
- 登録完了(相談は窓口で行う)
求職情報の入力では個人情報や希望職種、学歴や資格などさまざまな情報を入力していきます。「必須」と表示されている箇所は必ず入力しましょう。すべて入力すれば仮登録完了です。
仮登録が完了したら、求職者マイページを通じて求人の検索やオンライン自主応募ができます。ただし、求職者マイページの一部の機能は利用できません。ハローワークからおすすめの求人を受け取りたい方やオンライン自主応募ができない求人に応募したい方は、窓口で利用者登録を行いましょう。
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