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2024.07.31
2024.07.31 更新
ハローワーク採用攻略ブログ

ハローワークの相談窓口で何ができる?利用方法や失業保険の手続きなどを解説

ハローワーク
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転職
職業訓練
マザーズハローワーク
紹介状
失業保険

この記事の監修者

五十川将史 (ウエルズ社会保険労務⼠事務所代表)

1977年岐⾩県⽣まれ、社会保険労務⼠。
明治⼤学卒業後、⼤⼿⾷品スーパー店⻑や⺠間企業の⼈事担当、ハローワーク勤務を経て、2014年に社労⼠の資格を取得し独⽴。
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目次

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ハローワークでは、求職活動や雇用保険(失業保険)の手続きなどが行えます。
 
とはいえ「ハローワークの相談窓口では何ができるの?」「どうやって利用すればいいの?」とお困りの方もいるのではないでしょうか。
 
本記事では、ハローワークの相談窓口で行えることや利用方法、利用時のポイントなどを解説しています。
 
ハローワークを活用しながらスムーズに求職活動を行う方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

ハローワークの相談窓口でできること

案内する女性
ハローワークの相談窓口では、就職や求職についての相談や雇用保険(失業保険)の申し込み手続きなどが行えます。
 
ハローワークの相談窓口は全国各地に500箇所以上設置されており、全国どこからでも相談可能です。
また、居住地を管轄するハローワークでは雇用保険(失業保険)の申し込み手続きなどを行うことが可能です。
 
お近くのハローワーク相談窓口は、厚生労働省「全国ハローワークの所在案内」から確認しましょう。

職業相談

相談窓口では、求職などの職業相談が行えます。担当者を指名できる場合もあり、個別にバックアップする体制が整っているため、安心して求職活動を行えるでしょう。
 
ハローワークの相談窓口で職業相談をするメリットは次の通りです。
 
1. 国家資格などを保有した専門職員に直接相談できる
2. 自分に合う仕事の紹介やアドバイスがもらえる
3. 面接時の対策ができる
4. 書類作成をサポートしてくれる
5. 無料セミナーや説明会が受けられる
(参照元:厚生労働省「ハローワークの相談支援」
 
相談窓口で職業相談を行うことで、相談内容や適性検査などの情報をもとに、自分に合った仕事を紹介してもらえます
 
また、面接の受け方や質問への受け答え方などのアドバイスや、応募に必要な履歴書などの書類作成のサポートが受けられます。無料セミナーや説明会は求職活動に役立つものも多いため、上手く活用しましょう。

求職者の申し込み(ハローワーク受付票の発行)

求職者の申し込みも、ハローワークの相談窓口で対応可能です。申し込み手続きの方法は以下の2パターンです。
 
1. 窓口で求職者の申し込み(登録)をする場合
2. 自宅のパソコンやスマートフォンなどから行う
 
ハローワークに設置してあるパソコンから仮登録を行い、窓口で利用登録手続きをする方法では、ハローワークの混雑具合などによって手続きに時間がかかる場合があります
 
一方、自宅のパソコンやスマートフォンなどからオンライン上で事前に仮登録まで済ませておくと、比較的スムーズに手続き可能です。
 
ただし、仮登録の手続きはオンライン上では完了していますが、ハローワークに行かないと正式にハローワークの利用登録手続きは完了していないため、注意しましょう。
 
2種類のうち、いずれかのハローワークの方法で利用手続きが完了すると「ハローワーク受付票」が発行されます
 
「ハローワーク受付票」は今後ハローワークを利用する際に必ず必要となるため、始めに手続きしましょう。

雇用保険(失業保険)の受給手続き

雇用保険(失業保険)の受給手続きも、自分が住んでいる地域を管轄するハローワークの相談窓口で行えます。
 
まずは、求職者の申し込みをした後「求職者登録」を済ませ、相談窓口にて離職票を提出しましょう。
 
その後、受給には雇用保険受給説明会に参加し、失業認定を受ける必要があります。

職業訓練の紹介・申し込み

職業訓練(ハロートレーニング)の紹介や、受講の申し込み手続きも相談窓口で行えます。
 
職業訓練の受講は、求職活動に役立つ専門的な知識やスキルの習得やスキルアップを目指す方にぴったりです。
 
職業訓練の受講費用は基本的には無料ですが、テキスト代などは有料になります。また、在職中の方や学卒者が受講する場合は有料です。
 
職業訓練にはさまざまなコースがあります。相談窓口で職員と相談したり、ハローワークインターネットサービスで検索したりして自分に合ったコースを見つけてみましょう。

求人の問い合わせ

相談窓口では、ハローワークの求人に掲載されている求人情報についての質問や相談などにも対応してくれます。
 
求人情報の詳細を知りたい場合、就職後に希望する条件との相違が生じないよう、企業に直接問い合わせて条件の確認をしてくれます。気になることがあれば遠慮せずに相談しましょう。

紹介状の発行

紹介状の発行を行うのも、相談窓口です。紹介状は、希望する会社の面接を受ける際に必要です。
 
応募を希望する求人を見つけたら、紹介状作成に必要な以下の2つを用意して、相談窓口に行きましょう。
 
①印刷した求人票(求人番号をメモしたものでも可)
②ハローワーク受付票(ハローワークカード)
 
ハローワークインターネットサービスの「求職者マイページ」で気になる求人を検索し、お気に入り登録しておくと求人票の印刷や求人番号をメモする手間も省略できます。

求職者マイページの開設方法は「厚生労働省(求職者マイページの開設方法)」から確認してください。

ハローワークの相談窓口は無料!在職中でも利用可能

ガッツポーズをする女性
相談窓口は、全国どこのハローワークでも無料で利用可能です。
また、働くことが可能となる年齢であれば、経験を問わず誰でも利用できます。在職している場合でも、求職登録は可能です。
 
在職しながらハローワークの職業訓練でスキルを磨き、新しい求人を探すのもよいですね。

ハローワーク相談窓口の利用方法

ビジネス
ハローワークの相談窓口で求人を探したり、雇用保険(失業保険)受給手続きをしたりする際には「求職者登録」が必要です。
 
登録が完了すると「ハローワーク受付票(ハローワークカード)」が発行されます。ハローワーク受付票は、紹介状の発行などにも必要です。
 
ハローワークは相談窓口だけの利用や、電話相談にも対応しています。平日にハローワークの対応時間内になかなか行けない方は上手く活用して求職・転職活動を進めましょう。
 
子育て中の方や、新卒の方に特化した専門的なハローワークの利用も効率よく求職・転職活動が行えるためおすすめです。

ハローワークは相談窓口だけの利用もOK

自分に合った職業や求人についての相談を希望する場合、ハローワークの相談窓口のみの利用もできます
 
相談窓口を利用して求職活動をスムーズに行うために、初回は求人登録を行う必要があります。
 
しかし、雇用保険(失業保険)の手続きは管轄のハローワークで行い、紹介状の発行は原則として、相談窓口でしか対応できません
 
求人の検索などはわざわざハローワークに行かなくても、自宅からパソコンやスマートフォンなどを使用して行えます。

平日行けない場合は電話相談もおすすめ

平日の対応時間内にハローワークに行けない場合、電話相談も可能です。
 
全国に500箇所以上あるハローワークでは、電話での相談に対応するために「ハローワークコールセンター」が設けられています。
 
音声案内・オペレーターによる対応のほか、各担当の窓口に取り次ぎ対応してくれます。
 
ただし、雇用保険(失業保険)の手続きや就活支援は、相談窓口での直接対応となるため、電話では対応できません。
 
ハローワークの利用方法や応募希望の求人に対する質問などには、電話相談を活用するとよいでしょう。
 
ハローワークコールセンターの電話番号などの案内は「厚生労働省(ハローワークコールセンターのご案内)」のページから確認できます。

分野ごとの専門的なハローワークを利用

専門的なハローワークを利用することで、効率的に求職・転職活動が行えます。
 
大学院や大学、短大・高専・専修学校などの学生、または卒業後に未就職である方には「新卒応援ハローワーク」、現在フリーターで正社員の就職を目指す方には「わかものハローワーク」など自身の状況に合った分野のハローワークがあります。
 
また、子育てと両立しながら就職したい子育て女性等の方には「マザーズハローワーク」もあるため、お子さんを連れていても細やかなサポートを受けながら求職・転職活動を行うことが可能です。
※「マザーズハローワーク」は「仕事と子育ての両立を希望する方」であれば、男女問わず利用できます
 
専門的なハローワークの所在地は「厚生労働省(ハローワーク等所在地情報)」から確認できます。

ハローワークの相談窓口を利用する際のポイント

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相談窓口の利用時に、押さえておきたいポイントは3つあります。
 
1. 相談窓口の対応時間を調べておく
2. 相談窓口の利用予約をする
3. 相談内容は事前にまとめておく
 
ポイントを押さえ、効率よくハローワークを利用しましょう。以下で詳しく解説します。

相談窓口の対応時間を調べておく

相談窓口を利用する際には、対応時間を調べておきましょう。ハローワークは、基本的には平日の8時30分から17時15分まで開庁しています。
 
職業相談や求職の申し込みには、30分〜40分程度時間がかかる場合もあります。また、求人を出している企業への問い合わせは、担当者に繋がりにくい時間帯もあるでしょう。
 
そのため、スムーズに相談窓口を利用するには、9時〜17時頃までの利用がおすすめです。
待ち時間や手続きの時間を考慮して、時間に余裕を持って行きましょう。
 
職業相談のために、平日夜間や土曜日の利用できる窓口もあります。ただし、雇用保険(失業保険)の手続きは平日開庁時のみです。
 
お近くのハローワーク開庁時間平日夜間や土曜日も対応している窓口を確認して、効率よくハローワークを利用しましょう。

相談窓口の利用予約をする

相談窓口の利用は、基本的には予約の必要はありません
 
しかし、混雑が予想される時期の利用や職業相談などでじっくり相談したい場合、事前に窓口利用の予約をするとスムーズです。
 
予約については、利用する予定のハローワークに問い合わせてみてください。

相談内容は事前にまとめておく

聞きたいことや気になること、質問したいことなど、相談する内容をあらかじめまとめてメモしておくと聞き忘れも防げます。
 
何度もハローワークに足を運んだり、電話で問い合わせたりするのは面倒なため、できるだけ相談内容はまとめておくとよいでしょう。

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勤務形態や職種・働き方・給与面や福利厚生などの自身の希望条件をもとに求人を探せるため、自分に合った仕事が見つけやすいです。
 
また、求人の検索だけではなく、求人への応募や履歴書の作成も可能です。
 
ハローワークの相談窓口で求職者登録や職業相談をしたら、はたらくサーチで求人検索しながら求職活動を進めることがおすすめです。

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