2024.07.30
2024.07.31 更新
ハローワーク採用攻略ブログ

ハローワークの紹介状のもらい方は?スムーズに発行してもらう方法やマナーを解説

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目次

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ハローワークで紹介状を発行するにはどのようにしたら良いかわからず、困っているのではないでしょうか。できればすぐに発行してもらいたいですよね。
 
結論、ハローワークインターネットサービスに登録し、自宅で求人票を印刷してから行くと窓口でスムーズに発行できます。
 
この記事では、紹介状の内容や、もらい方、送り方について解説します。
 
記事を最後まで読むと、ハローワークが発行する紹介状について理解が深まるため、ぜひ最後まで読んでみてください。

ハローワークで発行する紹介状とは

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そもそも、ハローワークが発行する紹介状とはどのようなものでしょうか。ここでは、紹介状の性質について以下の3つを紹介します。
 

  • 紹介状の内容
  • 選考が有利になるわけではない
  • 紹介状の有効期限

 
紹介状について理解が深まり、無駄のない紹介状発行につながるので、読み進めてくださいね。

紹介状の内容

ハローワークで発行する紹介状には以下のような内容が記載されています。
 

  • 応募者の氏名
  • 面接予定
  • 企業の場所
  • 地図

 
紹介状には、企業・応募者にとって大切な情報が記載されています。特に、面接予定や企業の場所は面接を受ける上で必要になるため、メモなどに控えておくと安心できます。

選考が有利になるわけではない

面接先に紹介状を送ったからといって、選考が有利になるわけではありません。紹介状とはそもそも、ハローワークが企業を紹介したという実績を残す書類だからです。
 
企業も紹介状があると、ハローワークから紹介された実績が残ります。この実績は、ハローワークの紹介により雇用が発生した企業にとって、助成金の対象になる場合があります。
 
紹介状は、単なるハローワークからの紹介を証明する書面と考えておきましょう。

紹介状に有効期限はない

ハローワークが窓口で発行する紹介状には、有効期限がありません。しかし、発行日が記載されているので、いつ発行したのかわかります。
 
このため、少なくとも発行から3日以内に応募先へ郵送するのが理想的です。時間が経ってしまうと、求人募集を締め切っている可能性があるため、発行から時間が経過してしまった場合は、ハローワーク職員に相談すると良いでしょう。

初めてハローワークで紹介状をもらう方法

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初めてハローワークで紹介状をもらうには順番があります。これから、ハローワークが発行する紹介状について4つのポイントを解説します。
 

  • 紹介状をもらうまでの流れ
  • 必要な持ち物
  • 紹介状をすぐにもらう方法
  • 電話では依頼できない

 
よくわからずに窓口に行き、後で必要なものを揃えたり、時間を浪費したりしたくないですよね。スムーズに紹介状をもらうために参考にしてください。

紹介状をもらうまでの流れ

窓口で紹介状を発行してもらう流れは以下のとおりです。
 
1. ハローワーク設置の端末で求人を検索
2. 求人票を印刷
3. 総合受付で求人票とハローワークカードを提出
4. 担当者と募集要項などをチェック
5. ハローワークから企業へ連絡して了承を得る
6. 担当者が紹介状を発行

 
求人票は、ハローワークインターネットサービスから閲覧・印刷できます。このため、印刷してから持参すると、手順3からスタートになり求人を探す時間・印刷する手間が省けます。

紹介状をもらうために必要な持ち物

ハローワークで紹介状をもらうためには、ハローワークカードまたは受付票が必要です。ハローワークカードまたは受付票は、最初に窓口を利用する際に発行するものです。
 
ハローワークカードと受付票の違いは、形式が違うだけで利用できるサービスに違いはありません。
 
また、忘れてしまっても、窓口で氏名や生年月日などの本人確認情報を伝えれば、求職者登録があるか確認できるので、ハローワークを利用できます。

紹介状だけをすぐにもらうには

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ハローワークで紹介状だけをすぐにもらう方法は、あらかじめ求人票を印刷してから窓口に行くことです。
 
ハローワークインターネットサービスに登録すれば、インターネットで求人を検索し、自宅のプリンターなどから求人票の印刷をしておけます。
 
事前に印刷しておけば、窓口で求人を探し、印刷する時間が省けます。ちなみに、働きたい仕事のジャンルに目星がついていれば、ハローワーク設置の端末から印刷して、窓口に提出して発行するだけなので、1時間もかからないでしょう。

紹介状は電話で依頼できない

紹介状は、電話での発行依頼や、インターネットからダウンロードすることはできません。本人が直接窓口に行き、発行してもらう必要があります。
 
その際、自宅のパソコンや、自分のスマホから求人票を印刷し、窓口に提出するとスムーズに紹介状を発行できますが、なるべく早めに来所する必要があります。
 
時間が経ってから窓口に行ってしまうと、求人募集が終了している可能性があるからです。紹介状は窓口でしか発行できないからこそ、早めにハローワークに来所し、求人募集しているうちに発行できるようにしましょう。

ハローワークの紹介状の送り方

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紹介状は発行するだけではなく、自分で送らなければなりません。ここでは、ハローワークの紹介状を企業に送るために以下の5点を解説します。
 

  • 書類を重ねる順番
  • 封筒の書き方
  • 応募企業への送り方
  • 発行した紹介状を送らないリスク
  • 送る予定のない紹介状は返却

 
紹介状を送る際、マナー通りに送ると先方への印象が良くなります。応募する企業への印象を良くするために参考にしてください。

書類を重ねる順番

紹介状の重ね方には順番があり、具体的には上から順番に、以下のとおりです。
 
送付状(添え状)を一番上におき、紹介状、履歴書、職務経歴書の順番で重ね、書類は、折らずにA4クリアファイルに入れて郵送します。この理由は、企業の担当者が読みにくくならないように配慮するためです。
 
送付状とは、内容物の記載やかんたんな挨拶文を記載した添え状です。送付状の書き方がわからない場合は、ハローワークの担当者に聞くと良いでしょう。
 
なお、面接時に紹介状を持参する場合、郵送ではないので送付状は不要です。

封筒の書き方

封筒の書き方はのうち、表面の記載事項は以下のとおりです。
 

  • 郵便番号
  • 住所
  • 会社名
  • 宛名
  • 左下に赤文字で「応募書類在中」と明記

 
裏面には自分の住所と名前を記載します。なお、応募書類を持参する場合は、赤文字の応募書類在中と記載し、裏面に自分の名前を書きます。
 
さらに、封筒の色は白か茶色を選ぶのがマナーです。

応募企業ごとに自分で送る

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ハローワークの業務は、紹介状の発行までなので、紹介状の郵送を含む企業への応募は自分で行わなければなりません。
 
例えば、紹介状を複数発行してもらったら、自分で会社分の枚数を送る必要があります。
 
手間を惜しまず応募する姿勢が大切ですが、闇雲に送ると手間や時間がかかってしまうため、紹介状を発行してもらう企業の選択も大切です

紹介状は送らないと印象が悪くなる

紹介状を発行したものの、別に興味のある企業が見つかったなどの理由から、辞退を検討する場合が出てくるでしょう。
 
ハローワークは企業に問い合わせて紹介状を発行しているので、発行したにもかかわらず郵送していない事実が確認ができます。
 
このため、紹介状を送らずに放置すると、ハローワークと応募企業の両方に迷惑がかかり、印象が悪くなります。
 
このような時は、ハローワーク窓口で職員に相談しましょう。ちなみに、紹介状の発行枚数に制限はないため、複数の企業に応募することも可能です。紹介状の発行は企業への応募を意味するため、多くても3枚程度の発行が良いでしょう。

送らない紹介状はハローワークに返却

発行したが、結果的に送らない紹介状はハローワークに返却するか、職員の指示に従う必要があります。
 
紹介状の発行は自由にできますが、発行したら原則は応募しなければならないため、放置せずに郵送するか、返却するかどちらかの対応になります。

紹介状を送った企業の内定は辞退してもいい

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複数の企業に紹介状を送り、選考を経ていくつか内定した場合、内定を辞退することができます。内定した企業のうち、1社を選ばなければならなかったり、再検討したりする可能性があるからです。
 
このような時は、ハローワークと企業、両方に連絡を入れます。内定を辞退するには理由が必要で、連絡を入れる前に準備しましょう。

はたらくサーチを使って求人に応募してみよう!

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ハローワークからの紹介状は、ハローワークインターネットサービスを利用し、事前に印刷してから窓口に持っていくとスムーズに発行ができます。
 
しかし、平日に働いていると、ハローワーク窓口に行くことが難しくなります。土曜日に開庁しているハローワークを探す方法もありますが、平日・休日を問わず、自宅で求人検索から応募までできる「はたらくサーチ」を使ってみましょう。
 
「はたらくサーチ」では、ハローワークに掲載している求人をスマートフォンから検索することができる無料のサービスです。登録することで履歴書の作成や求人への応募までがワンストップでできるので、ぜひ利用してみてください。

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この記事の監修者

五十川将史 (ウエルズ社会保険労務⼠事務所代表)

1977年岐⾩県⽣まれ、社会保険労務⼠。
明治⼤学卒業後、⼤⼿⾷品スーパー店⻑や⺠間企業の⼈事担当、ハローワーク勤務を経て、2014年に社労⼠の資格を取得し独⽴。
ハローワークでの勤務経験を活かし、中⼩企業1000社超の採⽤に従事。
SMBCコンサルティングなどのメガバンク系シンクタンクや全国経営合理化協会などの各種団体、全国各地の商⼯会議所、労働局、社会保険労務⼠会などでの講演実績も多数あり、受講者は1万⼈を超える。
著書に「中⼩企業のためのハローワーク採⽤完全マニュアル」(⽇本実業出版社、2024年)、「⼈が集まる!求⼈票実例集160職種」(誠⽂堂新光社、2022年)、「ハローワーク採⽤の絶対法則」(誠⽂堂新光社、2018年)などがある。

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