2024.06.28
2024.07.05 更新
ハローワーク採用攻略ブログ

ハローワークで在宅ワークの求人は見つかる?探し方や応募のポイントを紹介

ハローワーク
転職

目次

Loading...

近年、オンラインで遠隔から働く「在宅ワーク」が注目されていますが、ハローワークで在宅ワークの求人を探すことはできるのでしょうか?


実は、ハローワークでも在宅ワークが可能な求人が見つけられるのです!しかし、すべての在宅ワークが紹介されているわけではありません。また、在宅ワークに応募するときには注意点もあります。


この記事では、ハローワークで在宅ワークの求人を探す方法応募のポイントを紹介します。


ハローワークでは在宅ワークが可能な求人が見つけられる!

file
ハローワークでは、在宅ワークが可能な求人を検索したり、紹介してもらえたりします。ここでは、ハローワークにおける在宅ワークの基本情報や、在宅ワークがある主な業種などを解説します。

そもそも「在宅ワーク」とは

在宅ワークとはパソコンや遠隔コミュニケーションツール等を活用し、自宅で仕事をする働き方のことを指します。テレワークリモートワークとも言われます。


在宅ワークの分類は、大きく分けて雇用型自営型の2つです。雇用型は、企業と雇用関係を結ぶため、労働基準法や社会保険などが適用されます。一方の自営型は、企業と雇用関係を持たずに個人で仕事を受注するため、フリーランスと同じ扱いになります。


在宅ワークのメリットとデメリット

新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、雇用型と自営型の両方で在宅ワークが増加しています。そのような状況の中で、以下に記載するように在宅ワークのメリットとデメリットが浮き彫りになってきました。


【在宅ワークの主なメリット】

  • 通勤がないため時間に余裕ができる
  • 家事・育児と仕事を両立しやすい
  • 人付き合いのストレスが緩和する


【在宅ワークのデメリット】

  • 自己管理が難しい
  • コミュニケーションが取りづらい
  • 孤独感を感じやすい


また、なかには音楽を聴いたり、仕事と関係のないことをしたりしながら仕事をしているケースもあり、会社としては管理が難しい一面もあります。


在宅ワークは、自由度や柔軟性が高い働き方ですが、それゆえに自己管理やコミュニケーションのスキルが求められます。


在宅ワークができる主な業種やスキル

在宅ワークが可能な業種は多岐にわたりますが、代表的なものとしては以下が挙げられます。


【在宅ワークがある主な業種】

  • IT業界:ソフトウェアエンジニアやWEBディベロッパーなど
  • マーケティング業界:コピーライターやデザイナーなど
  • 教育業界:オンライン講師、教育コンサルタントなど
  • 医療・福祉業界:遠隔診療医やソーシャルワーカーなど


特に、WEB制作IT関連などの企業では、環境が整っているケースがほとんどであるため、在宅ワークに適しています。


また、一部の業種では、資格やスキルが必要になる場合もあります。代表的なスキルは次の通りです。


【在宅ワークに有効なスキル】

  • WEBデザインやプログラミングなどのIT関連のスキル
  • 翻訳やライティングなどの言語関連のスキル
  • 経理や税務などのビジネス関連のスキル
  • 教育やコーチングなどの人材育成関連のスキル
  • イラストや写真などのクリエイティブ関連のスキル


資格やスキルを持っていれば、より高い報酬や多くの仕事のチャンスが得られる可能性があります。


ハローワークが紹介できる在宅ワークとは

file
ハローワークは、雇用型の求人を紹介する公的機関です。したがって、紹介できる在宅ワークにもいくつかの条件があります。では、ハローワークが紹介できる在宅ワークについて、詳しくみていきましょう。


そもそもハローワークはどんな機関?

ハローワークは、厚生労働省が運営する総合的な雇用サービス機関です。ハローワークは、仕事を探している方や求人事業主に対して、職業紹介、雇用保険、雇用対策など、さまざまな雇用サービスを無料で提供しています。


全国に500カ所以上あるハローワークでは、就職困難者や人手不足の中小零細企業を中心に、国が無償で雇用支援を行っています。ハローワークは無料の公的機関として、求職者と求人企業を結び付ける大切なセーフティーネットです。


また、ハローワークでは求人情報を確認できますが、オンラインで求人情報を確認するハローワークインターネットサービス(HWIS)も利用することができます。HWISはマイページを開設しなくても利用できますが、マイページを開設することで求職者登録をしている方限定公開求人が閲覧等、受けられるサービスの幅が広がります。
ハローワークの求職登録の有効期間は、原則として、求職申込みを行った日の属する月の翌々月末まで(最大3か月間)です。しかし、有効期間の終了月にハローワークで職業相談や職業紹介を受けた場合や、求人への直接応募(オンライン自主応募)を行った場合、1か月単位で有効期間が延長されますが求職活動を行わなければ求職登録が無効となってしまうので注意しましょう。(サービス停止)


雇用型在宅ワークのみの紹介

ハローワークで紹介できる在宅ワークの求人は、事業主と雇用関係を結ぶ「雇用型テレワーク」に限られます。雇用形態のない自営型(業務委託型)の在宅ワークは、ハローワークでは*対象外です。


雇用型テレワークの求人は、以下のように表示されています。


  • 「在宅勤務」:在宅勤務できる人を募集している求人
  • 「在宅勤務可」:在宅勤務できる人を募集している求人ではないものの、求職者の希望等により在宅勤務も可能とする求人 引用元:ハローワークインターネットサービス


自営型の在宅ワークを探したい場合は、ハローワーク以外の求人サイトやフリーランス向けのクライドソーシングサイトなどを利用する必要があります。


内職や副業の紹介はできない

ハローワークでは、内職や副業として行う在宅ワークの紹介ができません。内職や副業は雇用関係を結ばない自営型の在宅ワークであるため、ハローワークの対象外です。


内職には、箱詰めやシール貼りなど自宅で作業する仕事があります。ハローワークは安定した雇用を目指す方に向けた公的機関であるため、報酬が低かったり雇用条件が不明瞭だったりする職の紹介はしません。


フルリモートの求人はほぼない

ハローワークで在宅ワークの求人を探す場合は、フルリモート(完全に自宅で仕事をする)という形態はほとんど見つかりません


ハローワークで紹介される在宅ワークの求人は、ほとんどが一部を自宅で仕事をする雇用型テレワークです。つまり、週に何日かはオフィスに出勤しなければならないという条件が付いています。


求人情報に「在宅勤務可」と表示されていても、勤務年数や保有するスキルによって在宅ワークの条件が異なるので、注意が必要です。


在宅ワークを探すときのポイント

file
在宅ワークを探すときは、以下の3つのポイントを押さえておくと良いでしょう。


  • 雇用形態の確認
  • 在宅ワークができる条件を確認
  • エリアを広げて検索する


詳しく説明するので、検索するときの参考にしてください。


雇用形態の確認

在宅ワークには、正社員や契約社員、パートやアルバイト、業務委託やフリーランスなど、さまざまな雇用形態があります。雇用形態によって、給与や待遇、労働時間や休日、保険や福利厚生などが異なります。


在宅ワークを探すときには、自分の希望やライフスタイルに合った雇用形態を選ぶことが重要です。ハローワークでは、求人票に雇用形態が記載されているので、必ず確認しましょう。


在宅ワークができる条件を確認

在宅ワークには、インターネット環境やパソコンなどの機器、専用のソフトなど、必要な環境を整える必要があります。また、在宅ワークでも、会社が指定したスペースに限られる場合もあるでしょう。


求人票には、在宅ワークができる条件や範囲が記載されているので、自分が満たせるかどうかを確認しましょう。不明点がある場合は、企業に直接問い合わせるのではなく、ハローワークを通じて問い合わせると良いでしょう。


エリアを広げて検索する

在宅ワークは、時間管理のしやすい新しい働き方ですが、それでもエリアによって求人数や内容が異なります。

例えば、都市部ではIT関係やデザイン関係の求人が多数ありますが、地方では該当の求人が多くないです。また、同じ職種でもエリアによって給与や待遇が異なる場合もあります。

ハローワークでは、エリア別に求人を検索することが可能です。自分の住んでいるエリアだけでなく、他のエリアもチェックしてみましょう。

はたらくサーチを活用して在宅ワークに応募しよう!

file
在宅ワークを探す方法は、ハローワークだけでなく、求人検索サイトやクラウドソーシングサイトなどがあります。


雇用型の在宅ワークを探す場合、まずはハローワークに掲載されている求人を確認しましょう。求人検索サイトの「はたらくサーチ」では、全国のハローワークの求人が掲載されており、地域や職種などの条件を指定して検索することができます。スマホから気軽に求人の応募ができ、履歴書の作成などすべてのサービスを無料で利用できます。


はたらくサーチを活用して、効率的に在宅ワークの求人に応募しましょう。

この記事をシェアする

この記事の監修者

五十川将史 (ウエルズ社会保険労務⼠事務所代表)

1977年岐⾩県⽣まれ、社会保険労務⼠。
明治⼤学卒業後、⼤⼿⾷品スーパー店⻑や⺠間企業の⼈事担当、ハローワーク勤務を経て、2014年に社労⼠の資格を取得し独⽴。
ハローワークでの勤務経験を活かし、中⼩企業1000社超の採⽤に従事。
SMBCコンサルティングなどのメガバンク系シンクタンクや全国経営合理化協会などの各種団体、全国各地の商⼯会議所、労働局、社会保険労務⼠会などでの講演実績も多数あり、受講者は1万⼈を超える。
著書に「中⼩企業のためのハローワーク採⽤完全マニュアル」(⽇本実業出版社、2024年)、「⼈が集まる!求⼈票実例集160職種」(誠⽂堂新光社、2022年)、「ハローワーク採⽤の絶対法則」(誠⽂堂新光社、2018年)などがある。

気になる求人が見つかったら

”はたらくサーチ”とは?

全国に500箇所以上設置されている“ハローワーク”の求人に特化した求人検索サイト
です。ハローワークに行く事なく、パソコンやスマートフォンからいつでも・どこでも
求人の検索・閲覧をすることができます。
更に、応募書類の作成や発送手続きまで一括で行うことができます。

応募までの流れ

STEP1

会員登録

STEP2

求人検索

STEP3

応募

はたらくサーチで求人を探す

都道府県から探す