閉じる
2024.11.05
2024.11.05 更新
就活ノウハウ

インターンシップとは?目的や必要性、給料についても解説!

学生
インターンシップ
就活

この記事の監修者

はたらくサーチ編集部

はたらくサーチ編集部は全国のハローワークの求人情報を研究・分析し、お仕事に関するトレンドやお役立ち情報などを発信しています。皆様にとって役立つ情報が発信できるよう頑張り …続きを読む

目次

Loading...

インターンシップは、業界や職種を深く理解し、就活を有利にするための重要なステップです。しかし、インターシップの参加意義や目的、メリットがよくわからない方もいるでしょう。
 
令和5年からの法改正により、2025年卒からインターンシップへの参加が内定の選考に影響を及ぼします。
 
この記事では、インターンシップの基礎知識や、参加するメリットなどを詳しく解説します。就活を有利に進めるための参考にしてください。

インターンシップとは

file

インターンシップとは、在学中の学生が仕事を体験する職業体験です。参加者の多くは大学3年生ですが、企業によっては高校生や大学低学年からの募集もしています。
 
さらに、2025年卒からはインターンシップの新ルールが適用され、企業側はインターンシップに参加した学生の情報を採用の選考に使用できるようになりました。
参照元:厚生労働省│令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります
 
この新ルールは、いままで総合的にインターンシップと呼ばれていた呼称を、内容や目的により4つのタイプに分け、将来のキャリア形成をしやすくしたものです。
 
そのため、2025年卒からの就活はインターンシップの参加が就職に有利にはたらく可能性があります。

インターンシップへ参加する目的

file

インターシップの必要性がわからない方のために、ここでは参加する目的を紹介します。
 

どの業界を志望するか明確にするため

インターンシップに参加した学生によると、参加した目的で最も多かったのは「どの業界を志望すればよいか明確にするため」でした。
 
自分がどの業界に合っているのか、何がしたいのかも、実際に仕事を体験してみないとわからない場合もあるでしょう。
 
業界を詳しく知ることで、志望動機が明確になり、履歴書を作成する際や面接にも役立ちます。

視野を広げるため

インターンシップに参加することで、視野を広げられます。それほど知識がなくても、興味がある分野を選ぶことで、自分の世界が広がります。これまで出会わなかった人材から刺激を受けることもあるでしょう。
 
積極的に参加してみて「やっぱり興味がなかった」と納得できるのもインターシップに参加したからこそ得られる良い経験です。

希望する企業を理解するため

インターンシップへの参加は、希望する企業を詳しく知るチャンスです。もし興味のある企業がインターンシップを募集していたら、積極的に参加してみましょう。
 
自分が持っている企業のイメージと合っているかどうかの答え合わせができます。就活中に希望する企業の方と一緒に働けば、信頼関係や人脈もできて就活が有利になる可能性もあります。

就活を有利にするため

インターンシップを申し込む学生のなかには、早く内定を掴んで就活を有利に進めるのを目的としている人も多くいます。
 
2025年卒から反映されるインターンシップのルールにより、インターシップに参加した学生は企業に評価されれば早く内定を獲得できる可能性が高まります。
 
内定に直接つながらない場合でも、インターンシップに参加することで採用担当者に印象を与えられるチャンスがあります。特に、希望する企業が募集している場合は、つながりやきっかけを掴む目的と考えてもよいでしょう。
 
インターンシップで好印象を与えれば、就活が有利に進む可能性が高まります。

インターンシップ募集はいつから?高校生や低学年の参加は?

file

インターンシップの応募は、5月から始まることが多くなっています。ただし、企業によっては募集期間が異なり、夏期や春期で募集が別れている場合もあるため、募集情報をチェックしておきましょう。
 
参加者は大学3年生が主ですが、年齢制限があるわけではなく、企業が募集していれば高校生や大学生の低学年からでも参加できます。
 
厚生労働省の調べによると、参加者は、いずれも大学3年の7月〜9月と1月〜3月に多く、次いで10月~12月も多くなっています。
参照:厚生労働省│第五回 今後の若年層雇用に関する研究会 事務局説明資料

高校生のインターンシップ

高校生におけるインターシップも大学生のインターシップ参加と同様に、学校に在籍しながら参加します。ただし、大学生とは異なる点もみられます
 
高校生のインターンシップは大学生の場合と以下の違いがあります。
 

  • 時間が限られる 
  • 専門分野への参加が限られる
  • 基本的に給料がでない

 
高校生におけるインターシップへの参加は、通常の授業や部活動の時間以外になるため、大学生と比べると時間が限られます。専門性においては、大学生と比べて高校生の方が少ないのが一般的です。
 
専門性のある高校も存在しますが、企業の募集は大学生の方が多いため、範囲が限定されることがあります。給料面でも違いがあり、高校生の場合は雇用形態をとりにくいため、無報酬のケースが多いです。

大学生低学年のインターシップ

大学生低学年のインターンシップ参加は、3年生に比べて多くありませんが、社会経験を早く積むために参加する方もいます。実際に1、2年生のうちから参加すれば、視野を広げるうえでも有効です。
 
厚生労働省によると、大学生低学年のインターンシップ参加は、1、2年生ともに7月〜9月が多く、次いで2年生の1月〜3月が多くなっています

参照:厚生労働省 第五回 今後の若年層雇用に関する研究会 事務局説明資料

インターンシップの制度改正後の参加期間

file

インターンシップの参加期間は、1日〜の短期、中期、3ヶ月程度の長期と幅広いパターンがあり、1年以上参加する人もいます。インターンシップのキャリア形成支援にかかわる取り組みが4つの類型に分けられるため、参加期間によって呼び方が変わります。
 
令和5年のインターンシップの制度改正で、分けられた類型は以下となっています。
 

類型 参加期間(所要日数)
オープン・カンパニー 1日
キャリア教育 1日~3日程度(授業・プログラムによって異なる)
汎用的能力インターンシップ 専門活用型インターンシップ 5日間以上 2週間以上
専門活用型インターンシップ 2ヶ月以上

参照:産学協議会 何が変わるの?これからのインターンシップ
 
ここからは、分けられた類型がごとに解説していきます。

オープン・カンパニー

オープンカンパニーは多くの企業を見てみたい場合に、1日の期間で参加します。やりたい仕事が見つからない、業界を覗いてみたい、多くの企業を見てみたい方などは積極的に参加してみましょう。
 
オープン・カンパニーはインターンシップとは呼ばれず、業界に関する情報提供を目的としているため、学生の情報は採用活動に活かされません。

キャリア教育

キャリア教育は、職場の雰囲気を体感したり、社員と接したりして働き方を理解するための参加です。期間は教育内容やプログラムにより異なりますが、1日〜3日程度を要します。
 
参加時期は特に決まっておらず、大学が主導する授業で開かれたり、企業が主催したりします。キャリア教育もインターシップとは呼ばれず、学生の情報も採用活動に活かされることはありません。

汎用的能力・専門活用型インターンシップ

汎用的能力インターンシップは、仕事のやりがいや具体的な職務内容を確かめたい方に向いており、参加期間は5日以上です。このインターンシップは、当該専門分野が自分に向いているかを確かめたい方に向いており、2週間以上の期間で行われます。
 
参加すると職場の社員からフィードバックをもらえるため、仕事の実用的なスキルを得られるでしょう。どちらも、学生の情報がそのまま採用に影響する可能性があります。

高度専門型インターンシップ

高度専門型インターンシップは、専門性を実績で活かして向上させられるインターンシップで、期間は2ヶ月以上あります。対象となるのは修士課程や博士課程の学生です。
 
高度専門型インターンシップも、参加した場合の評価が採用の選考に影響する場合があります。

労働に該当すればインターンシップの給料がば発生する

file

インターンシップとして仕事に参加している場合は、労働者性があるとみなされれば最低賃金以上の給料が支払われます。労働者性とは、指示されて働いていたり本人が休むとほかの人物が代わりに出勤したりする必要がある雇われ方です。
 
体験や見学でなければ、労働者性があるため給料が発生します。1日の労働時間が休憩時間を除いて8時間以上になれば、労働基準法に基づいて残業代も出ます。
 
インターンシップ先が労働基準法に沿っていない場合は、大学のキャリアセンターか労働基準監督署に相談しましょう。

インターンシップに参加するメリット

file

インターンシップに参加するメリットは以下のとおりです。
 

  • 面接や履歴書でアピールできる
  • 自信やスキルなどが身に付く
  • 就活に有利

 
インターンシップに参加して企業を深く理解すると、志望動機がはっきりするため面接や履歴書でアピールしやすくなります。自信やスキルは、実際に職場を体験してこそ身に付きます。
 
さらに、インターンシップの制度改正で、参加した学生の評価が採用につながりやすくなりました。そのため、インターンシップのできちんと評価されていれば早く内定がもらえる可能性が高まり、就活に有利になるといえるでしょう。

インターンシップに行っていない方でも大丈夫

file

インターンシップの参加が、必ずしも就職に直結するわけではないので、参加していなくても心配いりません。経済学生調査によると、インターンシップに参加していない方は27%程度いるとわかりました。参加する目的がない場合は、見送るのもよいでしょう。
 
インターンシップに参加しなかった理由として以下のような声があります。
 

  • 選考に落ちたから
  • 日程が合わなかった
  • 学業を優先したいから
  • アルバイトや部活、サークルを優先したいから
  • 興味がなかった
  • 志望する業界がインターンシップを実施していない

 
インターンシップの優先順位がそれほど高くないといった意見や、そもそも選考に落ちてしまったという方もいます。理由はさまざまですが、大多数の方がインターンシップに参加しているわけではありません。
 
ただし、参加すれば就活が不利になることはないため、興味がある企業があれば思い切って参加してみるとよいでしょう。

インターンシップの申込み方法と参加までの流れ

file

インターンシップの申込みには以下の方法があります。
 

  • 企業のホームページ
  • 就活情報サイト
  • 大学のキャリアセンター
  • OB・OGの紹介
  • インターンシップを受けた経験者からの口コミ

 
参加したい企業のホームページは、こまめにチェックしておくとよいでしょう。どこにしたらよいか決められない方は、就活情報サイトや大学内の情報も要チェックです。先輩方や同級生の口コミも参考になります。
 
企業によっては申込み方法が異なるため、よく確認して申し込みましょう

インターンシップへ参加までの流れ

一般的なインターンシップへ参加するまでの流れは以下のとおりです。ただし、流れは企業によって異なる場合がある旨を念頭に入れておきましょう
 

  1. 企業の告知をみて応募要項を確認
  2. 大学(学校)のキャリアセンター書類を提出
  3. 大学(学校)で応募書類を確認して企業へ提出
  4. 企業側で応募書類の選考
  5. 大学(学校)へ企業から受入れる旨を連絡
  6. 誓約書や保険などの書類を大学(学校)と通して提出
  7. 事前講座は参加
  8. インターンシップへの参加

 
必要書類については、企業側から指示があるため参考にして揃えましょう。
 
インターンシップに参加するためには、気になる業種や職種の求人を検索することから始まります。求人検索サイトの「はたらくサーチ」では、選択できるこだわりの検索やフリーワードでの検索ができます
 
ハローワーク掲載の求人がスマートフォンで検索から応募まで一貫して行えます。利用者は無料で利用ができるので、まずは気軽に検索することから始めましょう。

気になる求人が見つかったら

”はたらくサーチ”とは?

全国に500箇所以上設置されている“ハローワーク”の求人に特化した求人検索サイト
です。ハローワークに行く事なく、パソコンやスマートフォンからいつでも・どこでも
求人の検索・閲覧をすることができます。
更に、応募書類の作成や発送手続きまで一括で行うことができます。

応募までの流れ

STEP1

会員登録

STEP2

求人検索

STEP3

応募

はたらくサーチで求人を探す

都道府県から探す