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2024.11.19
2024.12.10 更新
就活ノウハウ

【例文あり】エントリーシート(ES)書き方ガイド!採用されやすいポイントを徹底解説

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この記事の監修者

はたらくサーチ編集部

はたらくサーチ編集部は全国のハローワークの求人情報を研究・分析し、お仕事に関するトレンドやお役立ち情報などを発信しています。皆様にとって役立つ情報が発信できるよう頑張り …続きを読む

目次

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エントリーシート(ES)は、就職活動やインターンの選考書類として企業に提出する機会が多い書類です。
 
企業に自身の人柄や仕事への適性を見極めてもらうために、重要な役割があります。
 
とはいえ「エントリーシートって何を書けばいいの?」「履歴書と何が違うの?」と知りたい方もいるでしょう。
 
そこで本記事では、エントリーシートの基本的な書き方や履歴書との違いなどを紹介します。例文も含めながらわかりやすく解説するので、ぜひエントリーシートを作成する際の参考にしてください。

エントリーシート(ES)の書き方の基本

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エントリーシート(ES)の作成方法は、Web上のフォーマットで作成する方法と紙面で作成する方法の2通りあります。
 
いずれの方法においてもおさえておきたい、エントリーシートの書き方の基本は以下のとおりです。
 

  • 誤字脱字や変換ミスに注意する
  • 専門用語は控える
  • 正式名称で記入する
  • 一文は簡潔にまとめる
  • 話し言葉は使用しない
  • 絵文字や記号は使用しない
  • 記入欄の8割以上は記入する

 
書き方の基本的なポイントとして、特別なことはありません。丁寧にわかりやすく書くことが大切です。
 
また、「書くことがない」「何を書いたらいいのかわからない」などの理由から空白や空欄部分が多いと、意欲や熱意・やる気がないと判断される可能性もあります。そのため、記入欄は8割以上埋めると良いでしょう。
 
ここからは、エントリーシートの作成方法別に、おさえておきたい基本の書き方を紹介します。

Web上のフォーマットで作成する場合

エントリーシートをWeb上のフォーマットで作成する場合、特に気を付けたいのが漢字の変換ミスです。デジタルなので作成や修正がしやすい反面、変換ミスが多くなるため注意しましょう。
 
また、Webでエントリーシートを作成する場合、提出方法は以下の2パターンが一般的です。

 

  1. Webで作成後に郵送・持参などで提出
  2. メールや受付フォームにて提出

 
Webで作成後、郵送・持参などで提出する場合、作成したエントリーシート印刷後、記載内容に不備がないかもう一度確認しておくと安心です。
 
エントリーシートをメールで提出する場合は、企業が指定するフォーマットを使用して作成します。
 
WordやExcelは「読み取り専用」になっていない場合、第三者が編集が可能となります。改ざんなどを防ぐため、応募先の企業から特に指定されていない場合は、PDFに変換して送信するのがおすすめです。PDFのファイル名は、「エントリーシート_(学校名)氏名.PDF」など、誰が見ても何のファイルなのかわかるように変更しておくと丁寧です。
 
エントリーシートの日付は送信日を記入し、提出しましょう。

紙面で作成する場合

エントリーシートを紙面で作成する場合には、黒のボールペンもしくは万年筆を使用して記入します。消せるボールペンや鉛筆は使用できません。
 
企業の担当者が読みやすいように、字の間隔は詰めすぎず開けすぎない間隔で、丁寧な字で書きましょう。
 
写真は万が一はがれた場合のために、写真の裏面に氏名と学校名を記載しておくのがマナーです。
 
また、記載する日付は次のとおりです。
 

  • 企業に直接持参する場合は、持参日
  • 郵送する場合は、ポスト投函日

 
郵送の場合、企業に届くまでに時間がかかることがほとんどです。期限に間に合わないことがないよう、できれば締め切りの1週間前、遅くても3日前にはポストに投函しましょう。

採用担当者に伝わる!エントリーシート(ES)を書くポイント

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エントリーシート(ES)を書く際には、企業の採用担当者に「伝わる」ことを意識して書くことが肝心です。
 
選考時にエントリーシートで、企業が着目していることは以下の点です。
 

  • 人柄や性格、スキル(自己PR)
  • 働く意欲やモチベーション(志望動機)
  • 企業への興味や熱意(志望動機)

 
また、エントリーシートに記載してある内容から、応募者の企業と業務内容の理解度を見極められます。そのため、充分な企業研究や業界研究も、採用されるための重要なカギとなります。
 
エントリーシートの内容を、採用担当者に伝わりやすくするために意識したい4つのポイントは、次のとおりです。

①伝えたいポイントを絞る

初めに、気を付けたいことは「伝えたいポイントを絞る」ことです。
 
伝えたいことが多すぎると、何が1番伝えたいことなのか、アピールしたいのかわかりにくくなります。
 
「自身が意思を持って行動し、結果につながったこと」のなかから、一番印象に残っているエピソードを選び、記入すると良いでしょう。

②エピソードは具体的な内容にする

自身を効果的にアピールできる「伝えたいエピソード」を選んだら、採用担当者にエピソードを伝わりやすくするために「具体的に書く」必要があります。
 
エピソードの具体化には、「5W1H」を活用するのがおすすめです。
 
【5W1Hとは】

  • When:いつ
  • Where:どこで
  • Who:だれが
  • What:なにを
  • Why:なぜ
  • How:どのように

 
特に、志望動機や自己PR、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)においては、読み手が状況を鮮明に想像できるような、ストーリー性を持ったエピソードが書けると効果的です。

③企業が求める人材を理解しておく

エントリーシート作成時には「企業が求める人材を理解しておく」ことも重要です。
 
応募する企業や業界の研究を深く行うことにより、充分に理解を深められた状態でエントリーシートの各項目に活かせます。
 
特に、志望動機や自己PRの欄では、企業についての理解度を効果的にアピールできます。自身が応募先企業に、どのような点で貢献できるかをアピールすることが肝心です。

④「PREP法」を使って簡潔にする

エントリーシート(ES)の内容は「PREP法」を活用すると、簡潔な文章で採用担当者に伝わりやすくなります
 
【PREP法とは】

文章作成や口頭で物事を伝える際に「結論・理由・具体例・結論」の順で簡潔に伝える方法のこと。
 

  • P:Point(結論)
  • R:Reason(理由)
  • E:Example(具体例)
  • P:Point(結論)

 
まとまりのない文章は、結果的に何を伝えたいのか、アピールしたいのかわかりにくくなります。そのため、伝えたいこと、アピールしたいことを簡潔に伝えられる「PREP法」の活用がおすすめです。

基本情報の書き方

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エントリーシートには、氏名や生年月日などの基本情報を記入する欄があります。
 
住所は都道府県から書き、番地やマンション・アパート名なども省略せずに記入します。電話番号は、日中に連絡が付きやすい番号を記入しましょう。

学歴の書き方

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エントリーシート(ES)の「学歴」欄は、中学卒業から記載するのが一般的です。
 
学校名は省略せず、正式名称で記入しましょう。入学・卒業を記入する場合も「同上」や「〃」は使用せずに記入します
 
【学歴の書き方の例】

学歴・職歴(項目別にまとめて記入)
学歴
平成21 3 ○○県△△市立××中学校 卒業
平成21 4 私立 ○○高等学校△△科 入学
平成24 3 私立 ○○高等学校△△科 卒業
平成24 4 □□大学○○学部△△学科 入学
平成28 3 □□大学○○学部△△学科 卒業
職歴
平成28 4 株式会社○○ 入社
△△支社 営業部 営業1課に配属
令和2 3 一身上の都合により退職
令和2 4 株式会社□□ 入社
本社 ○○チームに配属
現在に至る
以上

 
西暦で書くのか、年号で書くのかはエントリーシート全体で統一すると、わかりやすくなります。最後の行には「以上」と記入しましょう。

志望動機の書き方【例文あり】

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「志望動機」の書き方は「インターンの選考」であるのか「就職の選考」であるのか、目的によって、書き方のポイントが少し異なります。
 
とはいえ、いずれの場合でも「企業研究」により、応募先企業の理念、事業・業務内容などを調べる必要があります。自分の強みやスキルを応募先の企業でどう生かしていきたいか、将来的にどのように貢献していきたいかを上手く結びつけ、深みのある文章にしましょう。
 
企業の採用担当者に、自身がその会社でなければいけない理由を伝えることが肝心です。
 
また、企業研究の詳細なやり方は「【テンプレあり】企業研究のやり方徹底解説!効率的な進め方とポイントを紹介」で紹介していますので、参考にしてくださいね。
 
【例文:志望動機(インターンの選考の場合)】

私は、学生時代から個人ブログの運営やWebライターとして活動しています。Webメディアを運営する企業に就職したく、実際の現場で自身の現在のスキルを活かしたく、貴社のインターンシップへの参加を志望しました。 メディアを運営する上で、ライティングのスキルはもちろん必要になりますが、マーケティングの視点も重要だと感じ、書籍やオンライン講習などで学んでいます。また、他者強豪との差別化を図るためにはデザイン面も考慮しなくてはならないと感じ、独学ではありますが○○や△△などのソフトを使用し、バナーや図解の挿入もしております。 ××系メディアにおいて、トップクラスの実績がある貴社メディアでは、最近インスタグラムにも力を入れていることから、インスタグラムの運用における画像作成や動画作成に関連することも新たに学びたいと考え、志望しました。

 
【例文:志望動機(就職の選考の場合)】

貴社の製品の企画開発から携わり、多くの人に幸せと癒し体験を届けたいからです。 私は、大学時代カフェでアルバイトをしており、接客だけでなく、調理も担当していました。美味しいスイーツがお客さんを笑顔にし、幸せな気持ちにさせる喜びを実感しました。 「新しい発見と出会い」をコンセプトにさまざまなお菓子を販売している貴社においても、人間の三大欲求の1つである「食欲」をただ満たすだけでなく「幸福」を味わえるようなお菓子を作りたいと考え、志望しました。

自己PRの書き方【例文あり】

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「自己PR」では、コミュニケーション能力や協調性の高さが読み取れるエピソードやポイントで採用担当者に好印象を与えられます
 
特に、営業職など、社内外問わず多くの人と関わる職種の経験からで社交性や協調性をアピールできると、高評価につながりやすくなります
 
【例文:自己PR】

私の強みは、主体性を持って自主的に行動できることです。大学のゼミのグループワークでも司会進行役を担うことが多く、グループディスカッションにおいては、メンバーが意見を言いやすいような雰囲気作りを心がけています。 例えば、初めてのグループメンバーである場合には、アイスブレイキングを取り入れ、和やかな雰囲気の中で自己紹介から始めます。雰囲気や空気が和んでから、意見や想い、考えを萎縮せずに思ったままに発言してもらうようにしています。 グループ内で出た意見や内容を要約してまとめることは難しく、悩むこともあります。しかし、グループ内で率直な意見が飛び交い、上手く内容がまとまると達成感を感じます。 社内の和気あいあいとした雰囲気を大切にしている貴社においても、社内でもコミュニケーションを円滑に図りつつ、同じ目標観に向かって切磋琢磨していけるよう、リーダーシップを発揮していける人材になりたいです。

ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)の書き方【例文あり】

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学生時代に力を入れたこと、いわゆる「ガクチカ」では、学生時代の経験から学んだことや、状況に臨機応変に対応する力、柔軟な思考力をアピールすることが肝心です。
 
主体性やリーダーシップを効果的にアピールできると、採用担当者に好印象を与えられます。
 
【例文:ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)】

私は学生時代の3年間、カフェで接客のアルバイトをしていました。お客様と直接コミュニケーションが取れるサービス業に興味があったからです。 来店されるお客様に、いかに気分良く過ごしていただけるかを常に考え、リピーターを増やす努力もしていました。 具体的には、注文を受け付ける際の対応や商品を提供する際のマナーなど、スタッフ同士で定期的にミーティングを開催し、サービスの向上に務めました。また、誰が対応しても同じクオリティのサービスを提供するために、スタッフマニュアル作成をオーナーに提案し、作成しました。 マニュアルはスタッフ同士協力しながら、何度も改善を繰り返し、お客様に満足いただけるような内容で仕上げられました。その結果、良い口コミの件数が増加し、リピーター率も90%以上と成果をあげられました。 このような経験を活かして、貴社ではお客様の気持ちを考えた社員の意識改善や商品作成の企画などに意欲的に参加し、企業知名度向上や事業の発展に貢献していきたいと考えています。

長所・短所の書き方【例文あり】

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長所・短所で採用担当者に上手くアピールするために、長所では、応募先の企業で活かせるスキルなどを、具体的なエピソードを交えて書くとイメージが付きやすく好印象です。
 
反対に、短所はマイナスイメージに結びやすくなる傾向にあります。そのため、短所をそのまま書くのではなく、克服したエピソードや短所を補うために行動していることなどをあわせて書くと良いでしょう。

【例文:長所・短所】

私の長所は、行動力があるところです。 大学在学中には、自らが主体となって呼び込みやチラシ作成などをして参加希望者を募り、新規でアウトドアサークルを立ち上げました。 目的地や当日のスケジュール調整、必要物品の手配なども率先して行ってきました。既存の物事に挑戦するのはもちろん、上記のように新たなことへのチャレンジも得意です。 一方で、短所は頑固なところです。以前、サークル内で代表を務めるなかで、次の目的地を決める際など、つい自身の考えや希望を後輩に押し付けてしまい、反省や後悔した点が多くありました。しかし、現在では反省点を活かし、他の人の考えや想いを尊重し、協調性を意識するようにしています。

インターンシップで学びたいことの書き方【例文あり】

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インターンシップにおけるエントリーシート(ES)では「インターンシップで学びたいこと」を記入する欄がある場合があります。
 
その際には「インターンのプログラム内容から学びたい内容」を、はじめに伝えることがポイントです。
 
また、将来的なビジョンも明記することでインターンシップだけでなく、働く意欲もアピールできます
 
【例文:インターンシップで学びたいこと】

インターンシップでは、プログラムを通して商品開発までの工程を学び、理解したいと考えています。部署内での連携はもちろん、他部署とのどんな協業作業を経て商品ができるのかなどを学びたいと考え、応募しました。 カフェのアルバイト時に業務マニュアルを作成した際に経験した、自身にない他者の考えや想いに刺激を受けたり、意見や提案をまとめることに苦労したりした経験をプロジェクト遂行のなかで活かしたいと考えています。 自身が培ってきた経験をどこまで活かせるのか挑戦し、プロジェクトを成し遂げるまでの過程や困難、達成感などを体感したいです。また、個人ではなく「チーム」で仕事をする際の連携やコミュニケーションのあり方なども学びたいと思っています。

エントリーシート(ES)に関するよくある質問

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ここでは「履歴書とエントリーシート(ES)は何が違うの?」「強みになるようなエピソードがない場合何を書けばいい?」などといった、エントリーシートに関するよくある質問に回答します。

履歴書とエントリーシート(ES)は何が違うの?

履歴書は、人事データとして使用される公的な書類のことです。一方、エントリーシートは、応募者の採用選考に用いられる書類です。
 
企業によっては履歴書とエントリーシートの両方の提出が求められる場合もあります。それぞれ記入する項目の内容が重複する箇所もありますが、履歴書とエントリーシートは使用目的が異なるため、心配いりません
 
なかには、履歴書のみ提出を求められるケースもあります。その場合は、志望動機や自己PRはしっかりと書き、企業にアピールしましょう。
 
履歴書の詳しい書き方については「【テンプレートあり】履歴書の書き方完全マニュアル!志望動機から郵送まで徹底解説」の記事内で解説していますので、参考にしてください。

強みになるようなエピソードがない場合何を書けばいい?

エントリーシートに志望動機や自己PRを書く際「強みになるようなエピソードがないけど、どうしたらいいのだろう……?」と不安に思う方もいらっしゃるでしょう。
 
しかし、エントリーシートに書く内容には、特別おもしろい経験や苦労したことがなくても大丈夫です。意欲的に取り組んできたことや、取り組みに対する姿勢や行動をアピールしましょう。
 
部活やサークル、アルバイトもしてこなかった場合でも、良い成績を取るために勉強をがんばった経験はありませんか?
 
上記のような「良い成績」を取るための経験のなかからも、目標を達成するための計画力・行動力や向上心などが、効果的にアピールできます

エントリーシート(ES)はどこでダウンロードできる?

エントリーシートは、以下の方法でダウンロード可能です。
 

  • 求人サイトの募集要項などにあるエントリーシートの案内
  • 応募先企業のホームページ

 
応募先企業のホームページからダウンロードする場合、採用ページにダウンロードファイルがあることがほとんどです。応募先企業にエントリー後、メールでエントリーシートのファイルやURLが届くケースもあります。
 
また、エントリーシートはダウンロードする以外に、以下の方法で手に入れることもできます。
 

  • エントリー後フォーマットが自宅に郵送で届く
  • 企業説明会やセミナーで入手する
  • 企業に資料請求する
  • 企業に直接問い合わせる

 
応募したい企業に必要なエントリーシートが、どこでどのような方法で手に入るのかはもちろん、提出方法もあわせて確認しておきましょう

応募する企業を探すなら「はたらくサーチ」

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